エフェクター(3ds Max)

FumeFXには、豊富なパラメーターが備えられていますが、これらのパラメーターは、シミュレーションをコントロールする一方で、グリッドの各ボクセルに均一に影響を与えます。新しく追加されたEffectorsを使用すると、ユーザーは、ボクセル自体のパラメーターによる各ボクセルへの影響を完全にコントロールできます。このEffectorsにより、入力データ(速度、煙、3Dマップなど)に基づいて、各ボクセルでの重力や渦度のようなパラメーターをコントロールできるようになります。

Effectorsを使用すると、今まで不可能だったエフェクトを実現できます。この動画では、重力パラメーターがEffectorに関連付けられています。FumeFXグリッドの上半分で重力が逆さになっているため、煙が重力境界域で固定されています。

01_effGravity

重力パラメーターに関連付けられたEffector

たとえば、ボクセルの速度に基づく速度のローカルコントロールや、速度に基づいた煙の色の設定などが簡単に実行できます。下のアニメーションでは、Effectorsは、フレーム50で有効になり、煙の浮力パラメーターをローカル設定します。

02_Effectors.fw

煙の浮力のローカル調整

シミュレーションのパラメーターは、1つのボクセルごとに調整ができるだけでなく、各フィールド自体の調整も可能です。その調整を行うために、(煙や温度などの)各チャンネルには、複数のエフェクターの割当ができるMaster  Effectorスロットがあります。

Effectorsは、FumeFX上級者向けの究極のツールです。

 

 

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