Sitni Sati がAutodesk® 3ds Max® 用の新しいバージョンとなるハイエンド流体ダイナミックソフトウェアのFumeFX™ 5.0をリリースしました。12年間に及ぶ開発と革新により、FumeFXはメジャーなスタジオのプロダクションパイプラインに無くてはならない存在となりました。
FumeFXは Dr. Strange, Thor, Roland Emmerich’s 2012, Hugo, Ghost Rider: Spirit of Vengeance, Priest, Skyline, Suckerpunch, Spiderman 3, X-Men Origins: Wolverine, Superman Returns, Iron Man など多数のブロックバスター映画の作品のビジュアルエフェクトの作成に使用されています。
FumeFXバージョン 5.0 ではワークフローの改善、シミュレーションコアのゼロからの再デザインに加え、以前では不可能だったまったく新しいエフェクトを作成できる様々な機能が備わっています。
ワークフロー
- FumeFX GPU により加速されたディスプレイが3ds Maxのビューポートに統合されました。新しいディスプレイはボリューメトリックシャドウ、正しいジオメトリオクルージョンとインスタントシェーダーフィードバックを含んでいます。
- データプレビューは変更され、ユーザーがボクセルの表示サイズを変更出来るようになりました。
- 新しいFumeFXツールバーからFumeFX、ソース作成やシミュレーションコントロールにアクセスする事ができます。
(*) 3ds Max 2016よりも新しいバージョンでサポートされています。
シミュレーション
- 新しいアドベクションタイプによって、900フレーム後でも数値のロスを少なくしたFluidの流れを容易に作成することが出来ます。
- シミュレーションコアの再デザインにより、プロキシを使う代わりに複雑なジオメトリをソルバーを不安定にする事なく使う事が出来ます。
- シミュレーションのサブステップやスケールファクターに関わらずリタイミングをスムーズにする事が出来ます。
- シーンのセットアップによっては、最新のFumeFXを使うことによりシミュレーションを最大20%高速に行うことが出来ます。
- Wavelet Turbulence パスでのシミュレーションのリタイム
- Vorticity II の最適化は高速な計算と必要メモリの減少を含みます。
- シミュレーションスケーリングの改善。異なる解像度のグリッドでも同様のシミュレーション結果を生み出します。FumeFX 5ではCPUによるシミュレーションでもスケーリングを改善しています。
I/O サブシステム
- 新しい非可逆 .fxd 圧縮により、チャンネルごとの圧縮品質と、同じキャッシュファイル内に可逆と非可逆チャンネルを混合することができます。
- 超高速なキャッシュの保存と読み込み、最先端のマルチスレッド .fxd I/O 。
- キャッシュをユーザー指定の解像度で読み込むことにより、ビューポート操作とレンダリングのセットアップを容易にすることが出来ます。
- キャッシュ保存時にグリッドを縮小する事で、より小さいファイルサイズが作成されレンダリングも高速になります。
- FumeFX 5 はArnoldボリュームグリッド、Redshiftグリッド、Houdiniで簡単に読み込めるOpenVDBのキャッシュを出力する事ができます。FumeFXのVDBキャッシュは正しく配置され、分かりやすいOpenVDBのワークフローを提供します。
- 様々なOpenVDBキャッシュの最適化とバグ修正。
レンダリング
- グリッドレスアドベクションにより出出力されたベロシティや3Dテクスチャーを使ってディーテールを追加する事が出来ます。
- Coronaレンダラーによるレンダリング
ライセンス
- よりお求めやすくなったワークステーションライセンス価格
- 新しいレンタルオプション。プロジェクトによって1年か3ヶ月(90日)を選ぶことが出来ます。